マネジメントシステムISO認証の意味


初めにISO (アイエスオー)とは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)というスイス・ジュネーヴに本部を置く非営利法人のことです。

国際標準化機構とは、様々な世界の標準(ISO規格)を定める団体であり、世界163カ国がISOという機構に加盟しています。もちろん私たちの住む日本も加盟国です。

そもそもISO規格の基本的な使命とは何か知ってますか?

ISO規格の使命は

「自由貿易を促進するための、貿易に対する技術的障壁の排除」

です!

マネジメントシステム(以下 MSと略)ISOの監査を受け認証を受けると「登録証」を貰えるのですが、その意味は簡単に言うと「貿易におけるパスポート」です。

なんとなくわかって貰えましたでしょうか?

MS ISOについては「品質、環境、労働安全衛生」が有名ですが、上記「登録証」を持っているということは、それぞれの分野において一定以上の基準で管理されていると国際的機関に認められ、上記加盟国の間での最低限の基準は満たしている証明となります。

反対にMS ISOの認証を持っていなければ怪しい会社として受け入れて貰えないこともあります(実際 弊社でMS ISO認証を取得していないため、顧客に納入を断られたこともあります)。

そのため世界的に貿易を行い経営を拡大させようとしている会社であれば、MS ISOを取得することをお勧めします(官庁関係の入札で加点されることもあります)。

固定の顧客しかいない会社さんにとっては、毎年認証維持に50万円以上かかりあまり旨味のない認証かもしれません。

(ISO14001(環境MS )は経団連の会長から「とれ〜!」と号令が掛かったとの話も聞きますし、経団連から弾き出されないように認証を取っている会社さんもあるかもしれませんが…)

MS ISO認証を新たに取得するにはかなりの労力を必要としますので、みなさん 営業の言葉に騙されず認証取得の意味を理解し要否を判断していただければ幸いです。

ではでは 読んでいただきありがとうございました。

ご安全に!


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