法令を読むようになったキッカケ


今回は自分が法令を読むよう(理解できるように詳しく確認する)になったキッカケについて話をさせて頂きます。

法令を読むのは嫌ですよね〜自分も嫌でしたし、今も嫌です。法令をよく読んで理解したところで会社内で良い評価を貰える訳でもないし、法令を理解しようと思って条文を読み始めると数時間なんて「あっ」と言う間に終わります。そして数時間かけても自分が目的としている条文を見つけられないなんでザラです。何時間もかけてさしたる結果が出ないので上司から「法令なんて読んで何か意味あるの⁉️非効率的でしょ❗️」なんて言われることもあります。なんのメリットがあってそんなもん読む必要があるのか?恥ずかしながら自分もこの部署に入る前はそう思ってました。

ですが現在は自分の席には法令集(環境六法、消防法、石油化学コンビナート等災害防止法、労働安全衛生法便覧等)がところ狭しと置いてあり、勤務日は法令に関わらない日がないぐらいになってます。そのキッカケを与えてくれたのはある消防局職員です。

ある日自分は法令の内容を教えて貰うために管轄の消防局に伺いました。

対応してくれた職員の方は20代後半か30代前半で3年前から知っている人でした。

あった当初は消防の人のなかでは細見のかわいい顔をした人だな~と思ってましたが、顔はいかつくなり、体格も筋肉によって体積が2倍になったぐらいに見えました。

それだけでも日々の訓練の過酷さがわかりました。

その後法令内容を教育していただく際、3000ページほどある法令集を使って教えていただきました。

飛び飛びの法令条項でしたが3000ページもある法令集には付箋もないのに、大体このへんかな~ぐらいの感じでその人開くと対象の法令条項が出てき、スムーズに説明していただきました。よく見るとその法令集は去年出版されたものですが、手垢で真っ黒になっており、日々大変な勉強をしていることが目にとれました。

そのとき消防局の方々は事故が発生すると住民の安全を守るために、命の危険を冒して対応しなければいけない職務があることに考えが至りました。

それまで自分は消防の人たちは工場に入ってきて指摘し、設備停止権限がある恐怖の対象としてしか見ておらず、失礼な対応をしてきたことを思い出しとても恥ずかしくなり、涙が出そうになりました。

そう自分は恐怖に飲まれ自分のことしか考えてない大変失礼な小心者なだけでなく、守らなければならない約束を面倒だと言う理由で知ろうともしない愚か者と気付かされました。

この件からこれほどまで過酷な仕事をしている人の礼を失することがないよう、誠実に対応しようと思い、法令を読むようになりました。


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